『English Grammar in Use』3周目に入って思うこと

English Grammar in Use 3周目に入って 英語学習

2022年8月から、ずっと『English Grammar in Use』の周回学習を行っています。3周目も6割ぐらい終了したので、今の感想を書き留めておきたいと思います。

参考までに、私の英語力について記載しておきます。家族の仕事の都合で30歳を超えてからアメリカに数年住み、帰国時のTOEICは670点でした。その後学習を続けて、TOEICは890点、通訳案内士も取得して8年が経ちます。

私は、ほとんど友人との会話のみで英語を習得したので、英文法への苦手意識が強く、改善のために『English Grammar in Use』で学習しています。

3周目から変化したこと

3周目で変化したこと

1日1Unitずつしか進めてないので、例文などは、あまり記憶には残っていません。ただ、2周目と比べて、問題を考える時間の長さがかなり短くなり、正答率も上がりました。

2周目の時点から、練習問題を間違えることはあまりなかったのですが、「なんとなくコレが正解かな」という感覚的な答え方が多く、文法として理解できていない項目は間違えてました。

そして、なぜ間違っているのかも、2周目の段階では、かなり考えないと分からないことが多かったです。

3周目からは理解がより深まって、問題に答える時に、文法的な説明が頭の中でできるようになってきました。

2周目で悪戦苦闘して理解できた問題が、3周目で(記憶にはないけれど)無意識のうちに感覚に落とし込まれていて、文法的にもなんとなく説明ができるようになったという感じです

会話では瞬間的な文法判断が重要

会話では瞬間の判断が重要

現時点で、苦手な文法項目は、正答を導き出すのに4〜5秒かかります。

文章を目で見て考えているにも関わらず5秒もかかるのです。これでは、実際の英会話で使いものになりません。

会話の中で、文法に詰まるたびに5秒もフリーズしていたら、テンポも何もあったものではなくなってしまいます。

恐らく、言葉だけ聞いて文法判断をしたら、5秒では済まないでしょう。どちらにしても、会話で使えるレベルには程遠いです。

英語が通じるための工夫と改善

そのため、会話の中で分からなかった文法は、間違っていても良いので適当に表現して、あとから文章を付け足すことで、意味が通じるように対策しています。

普段の会話では、だいたいこれで問題なくコミュニケーションが取れています。

ただ、これでは、正しい文法を知らないまま英語を話し続けることになるので、「分からなかった文法」が改善されないままになってしまいます。

これを補うのが、文法書の周回だと私は思っています。

集中して3か月で5周とか出来たらベストですが、そんな学習時間は確保できないので。

1日に割ける時間に合わせて、長いスパンで学習を続けていくのが、自分には合っていると思います。理解が定着するまで時間はかかりますが、やらないよりは圧倒的に良いはずです。

人の記憶は不思議

人の記憶は不思議

繰り返し学習をしていても、1周終えるまでのスパンが長いので、例文も暗記はしておらず、なんなら解いた記憶さえもないのに、音読してみると口が覚えていることがあります。頭というよりも、身体が覚えている感覚です。

それが回を重ねるごとに、理屈も一緒に頭に浮かんでくるようになってきました。

本当は、学んだ文法知識は、自分でも英作文をして覚えた方が良いのですが、私はそこまでの時間と根性がないので、英作文する代わりに、ネイティブの友人と話すことで学んだことを使っています。

それが、実質、英作文しているのと同じことになっている気がします。

ただ、これだと会話での使用頻度が低い表現は定着しなくなるので、もう少し全体的にテキストの理解ができたら、苦手な表現だけピックアップして、英作文をして強化する必要があるかも知れません。

長いスパンで学習しても文法能力は上がる

長いスパンの学習も有効

何年もかけて文法書を周回するのは意味がないように思われるかもしれません。

でも、現在の実感として、確実に文法力は上がっているので、少しずつでも、やらないよりは圧倒的に良いはずです。

ただ、単純に周回するだけで理解を定着させるのは難しいので、なんらかのアウトプットの機会は作らないといけないと思います。

私の場合はネイティブと最低でも10日に1回は話すようにしています。(非ネイティブとの会話も含むと週に1回は英語を話しています。)

独学でも使えるアウトプットの方法

オンライン英会話を利用するとか、方法は色々とありますが、単純にアウトプットするだけなら、例えばChatGPTを使って会話してみるとか、隙間時間にやれる方法はいくらでもあります。

口に出すことも大事なので、音声認識を使って文字に起こした文章を、自分で見て添削するのも良さそうです。

それでも正しい文法が分からない場合は、Googleドキュメントなどにコピペすれば勝手に文法の間違いを指摘してくれます。

308 Permanent Redirect

100%の正解と理解は求めない

機械相手だと、100%正しい答えは得られませんが、そもそもネイティブだって文法的に完璧に正しく話している訳ではないので。

そして、残念ながら、100%正しい解説を読んだとしても、それを100%正確に記憶できる人は少ないので…正しさについては、だいたいで大丈夫だと考えています。

分からないことは都度調べて、ある程度の正解を知ることができれば、それで十分です。

実感として、理屈だけでなく、繰り返すことで初めて身についていく文法もあるので、理解を焦らなくても大丈夫です。

学習においてブレてはいけないこと

ブレてはいけないこと

大切なのは続けることであって、完璧である必要はないのです。

ただし、メインの文法書の周回だけはきちんとやること。私は、分からないことも、極力深掘りして調べるようにしています。

それ以外の学習に関しては、やったりやらなかったり、その日の気分でやり方を変えたり。とにかく、負担にならない方法で行っています。

時間は作るものではなく見つけるもの

学習時間は見つけるもの

学習を継続するのに、一番ネックになるのが、学習時間の捻出です。

「まとまった時間を作らないと学習できない」と思われるかも知れませんが、それは間違いです。

1日5分で良いので、学習できる時間を見つけて、その範囲でできることを毎日続ける。これが、学習継続への近道です。

個人的には、1日1Unitなど、分量を決めておく方が良いと思いますが、それが負担になるなら決めなくて良いです。

例えば、「テキストを一回開いたら、必ず3文は読む」とか、1日のノルマは決めずに、一回の学習時間内に、間違いなくこなせる分量を決めておくのが良いです。

とにかく毎日続ける。継続の「継続」を一番に、学習していくことが大切です。

この記事が、あなたのお役に立てば嬉しいです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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