最近思うのが、超初心者の段階で、いきなり心の部分を英語で表現するのには無理があるのでは?という事です。
そこで今になって思う、超初心者の頃にやっておけば良かった学習法について書いて行きたいと思います。
まずは「事実」を正確に話せる能力が大切
今までは、例えば「机の上に本があります。」とか、「今日は雨が降っています。」とか、事実を英文にしたところで、英会話には使えないと思っていました。
それは、私が、いきなり対人の英会話から学習を始めたからです。
でも、よく考えてみたら、「事実」に感情を加えるだけで、十分に会話で使える表現になるという事に気付きました。
【例】
「机の上に本があります。」
→I recommend を足して「机の上にある本はオススメです。」
「今日は雨が降っています。」
→I don’t likeを足して「今日は雨が降っていて嫌だ。」
↑イメージなので、超初心者の方は読み飛ばしていただいて構いません。
このように「事実」に「感情」をちょい足しするだけで、会話で使える表現に早変わりです。
それこそ”This is a pen.”レベルの英作文から始めて、作れる文章のバリエーションを増やしていくことで、かなりの表現力を身につけることができます。
要は、いきなり背伸びして、難しいことをしない方が良い、という事です。
「事実」の英作文は独学と親和性が高い
いきなりオンライン英会話を始めるのもハードルが高いので、まずは独り言学習などで話す練習をするのが良いですが、初心者の方が、ここで問題になって来るのが、
果たして正しい英作文になっているのか
という事です。
その点でも「事実」の英作文は有利です。
感情表現は、Google翻訳でも正確に訳せないことが多いからです。
「事実」だけの日本語文を作って翻訳すれば、かなり正確度の高い英文が作れます。
日本語文を作る時の注意点
日本語文を作る時、注意した方が良いのは、詳細まで書いた文章を翻訳するということです。その方が誤訳になる確率が低くなります。
「目隠ししている人に状況を説明する」ぐらいのつもりで書いた方が良いです。
会話で使うには、冗長な文になると思われるかも知れませんが、言葉足らずで通じないよりも、長くても伝わる英語を話した方が、ずっと良いです。初心者の間は、これが特に大切です。
話しているうちに、どこを省略すれば良いか分かってきて、小慣れた表現も出来るようになるので、まずは「伝える」を意識して英作文するのがオススメです。
スタートは英単語の練習
とは言え、いきなり英作文から入ると挫折しそうなので、まずは身の回りの物を英語で言う練習から始めるのが良いです。
最初は3〜5分程度で良いので、部屋でもどこでも目についた物を英単語で言っていきます。
私は現在CEFR B2寄りのC1ですが、このトレーニングは、今でもやっています。
思いがけない語彙の漏れは必ずあるので、英語と日本語の接続を良くするためにも、隙間時間にやってみるのがオススメです。
パッと英語で浮かんでこない表現というのは案外あって、私も以下の表現が分からず、ネイティブの友人に聞いたり、ネットで調べたりした経験があります。
ママ友→mom friends 二軒隣→two buildings away
頻繁に使う造語は、調べておかないと出てこないですし、一軒隣(next to)は、すぐに出てきても、二軒隣となると急に言えなくなってしまってました。
普段は、無意識に使っている名称が英訳できないことも多くあり、新しい発見を楽しめます。
学習に慣れてきたら
最初は家の中のものを、慣れてきたら街中のものを英語にして、分からない表現は、スマホなどのメモアプリに入れておいて、後で意味を調べると良いです。
ネットで調べたら、だいたい出てきますが、どうしても分からない表現は質問サイトで聞いてみるのも手です。
単語学習で注意するのは、カタカナ英語ではなく、必ず英語の発音で練習することです。辞書アプリや、ネット辞書を使えば発音してくれるので、ちゃんと発音するのが大切です。
慣れてきたら1回5分を6回やって30分にするなど、学習時間を増やしていくのがオススメです。
1日30分だけでも単語と英作文を勉強できたら、1ヶ月で900分(15時間)も英語学習できたことになります。
少しずつで良いので、継続学習していくことが、何よりも大切です。
まとめ
超初心者の方は、まずは現在形と現在進行形で表現できる範囲の「事実」の英作文に集中しましょう。
ある程度、英作文ができて、パッと文章が口に出せる段階になれば、そこでやっと「感情」の表現を考えたら大丈夫です。
「事実」の英作文に少し味付けするだけで、感情を表せるようになるからです。
お互いに、気長に頑張って行きましょう。
この記事が、あなたのお役に立てば嬉しいです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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